厄 友情談疑



アイデアファクトリーのホラゲー(二重の意味で)、厄 友情談疑をプレイしました。

簡単にストーリーを説明すると、小学校の頃みんなで一緒に埋めたタイムカプセルを掘り返しに集まった5人がさまざまな事件に巻き込まれるという感じなのですが、 とりあえず5人の主人公を紹介していきます。

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パッケにもこの5人が描かれているのですが敵じゃなくて主人公なんですね、驚きました。 ちなみに一番ヤバそうな見た目をしている裕一君がこのゲームの黒幕です(開始5分くらいでわかります)。
こんだけ怖い見た目をしていても同じCGの使いまわしと手抜き感丸出しな音楽のループのおかげでまるで緊張感の無いままゲームが進行していきます。

ゲーム前半は裕一君が比較的まともな見た目をしている京子と英明に改造手術を施しているところで終わるのですが、 一体これからどうなるんだと思ってロードしているとこんな画面がでてきます。

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資源とエネルギーの節約を訴えてきます。モッサモッサ回る地球とチョロチョロ垂れてくる蛇口の水がウザいです。

そして何事もなかったかのように後半パートに進んでいきます。 後半パートは裕一君とのバトルとなりますがどの選択肢を選んでも胸糞悪い感じの終わり方になりますので、 4回クソみたいなエンディングを見ることでようやく裕一君視点でゲームを進めることができるようになります。
裕一君視点になると裕一君がプレイヤーに語りかけてきます。

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どうやら今まで見てきたエンディングは全て嘘で、これからが本当の恐怖の始まりだそうです。これでゲームの真相が明らかになるんですね。 クソみたいなエンディングだらけだったのも嘘ならまあ納得できます。

他のキャラのパート途中でも少し出てくるのですが、裕一君パートでは

「裕一君は過去に他の4人の主人公から小学校6年間いじめを受けており復讐を決心したことが明らかになるが、 裕一君はなぜこれだけ恨んでいる連中と仲良くタイムカプセルを埋めるようなことをしたのかがわからない。 だから手がかりをつかむため裕一君がタイムカプセルに入れたメッセージを思い出す、もしくはプレイヤーが考える」

ということが最大の目的となります。上以外でも何度も主人公に語りかけてくるのですが一体なにを意味しているのかわからないセリフもあります。

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他にもこのゲームの悪口を言ってもなにも起きないよと言ってきます。 仮にこのゲームがつまらなくても売り飛ばしたりしてはいけないと言っているように解釈できなくもないですが正直この時点ではよくわかりません。
謎が謎をどんどん呼んでいきついにラストを迎えますが、 ここで裕一君から最後の質問が投げかけられます。

裕一君がタイムカプセルに入れたメッセージはなにか、です。 これまで色んな主人公の視点で見てきたことをヒントに謎を解くわけですね。
「みんな倒す」「みんな呪う」「みんな一緒」など次々と聞かれますがなんとなくこの手のゲームは最後の選択肢が正解な気がしたので全ていいえと答えます。

裕一君が、いいかげんにしろと言いながら最後の質問を投げかけてきます。

プレイ時間約90分、非常に短いものの様々な伏線を張ってきたこのシナリオの謎が全て解けます。

「今までにない立体的なザッピングアドベンチャーと本物の恐怖をお約束します」と宣言したアイデアファクトリーの答えは以下の通りです。


「みんな嘘」


そして突如画面が切り替わり、このゲームは全て嘘ですので終わりにしましょうというメッセージが表示されて終了となります。 本当に終わりです。
伏線も全て投げたのかと思ったのですが裕一君がプレイヤーに語りかけてきた、 仮にこのゲームがつまらなくても売り飛ばしたりしてはいけないという旨のセリフだけはしっかり回収しておりほんまに胸糞悪い気持ちになりました。

プレイ動画アップロードされてることを全部終えてから知ったのですが、興味ある人はプレイ動画でオチだけ見ればいいかと思います。

まあ定価で買ったわけではないのでしゃあないのですが、こんな同人以下の出来なゲームを量産してきたアイデアファクトリーが健在なのはすごいですね。

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